南東方向に大山を望める敷地です。その方向に芝生庭を配しそれを取り囲むようにリビング、和室縁側をレイアウトし全開口できる木製ガラス戸で、段差の少ない庭との内外一体空間としたZ型プランです。
形状としては、平屋建部分、2階建部分、ロフト階のある2階建部分の異なる3つのボリュームが連なっています。
屋根形状は見せずシンプルな箱的なかたちとしています。
雨の多い山陰にとってパラペット天端に壁のよごれ防止などにも効果のある小庇を回し外壁には、木コテ模様のざっくりとした質感の左官壁で、日本の伝統色を使った特徴的なデザインとなっています。
【撮影】野津研一
【建築家】宇佐美 淳
(島根)